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2018年04月10日 ニュース

「アートにのぼせろ~温泉アートエンターテイメント~ 道後オンセナート2018」、2018年4月14日いよいよグランドオープン

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「アートにのぼせろ~温泉アートエンターテイメント~ 道後オンセナート2018」、2018年4月14日いよいよグランドオープン

愛媛県松山市「道後温泉」では、道後温泉本館が改築120周年の大還暦を迎えたことを記念して「道後オンセナート2014」を開催。
温泉という地域資源に「アート」という新しい魅力が組み合わさり、多くの観光客や市民が訪れました。この取り組みは、「道後アート2015」「道後アート2016」に引き継がれ、さらなる話題性と情報の発信につながりました。

今回、4年ぶりの開催となるアートの大祭「道後オンセナート2018」のコンセプトテーマは、「アートにのぼせろ~温泉アートエンターテイメント~
「のぼせる」とは夢中になるということです。
道後で展開されるアートは一部の人々に与えられる“特別なもの”ではなく、自由に感じられる、鑑賞できる、ごく身近なものです。
日本最古と言われる道後温泉で、人と土地のエネルギーを浴び、体験することで、大人も子どもも、遠方から来る人も地域の人も、頭も体も楽しく「のぼせよう」というメッセージが込められています。また、温泉は太古の昔より五感を味わうための体験型エンターテイメントでした。湯殿の快適さばかりでなく、食や娯楽を通じて来訪者を楽しませる創意工夫に満ちた空間であり、日本特有の生活文化が花開く場であったといえます。
今日、現代アートはアーティストの創造性と最新の技術等によって、人間の五感に寄り添うようになり、美術館から街へと新たな領域を広げていきます。まち全体で「温泉アートエンターテイメント」を表現し、五感で楽しめるアートの祭典を開催します。
また、道後はアートを活用した持続可能なコミュニティを確立するため地元ブランディングや運営は若手地元クリエイターたちが担当。地元目線でアーティストと地元と観光客が混ざり合い、会期後も持続可能なコミュニティ作りを行っていきます。「道後オンセナート2018」は2017年9月のプレオープンを皮切りに、2018年4月のグランドオープン、2019年2月のフィナーレまで常設型の作品と時期ごとのイベントを組み合わせて展開されます。

■開催概要

名称
道後オンセナート2018 ( DOGO ONSENART2018 )

テーマ
アートにのぼせろ ~温泉アートエンターテイメント~

会場 
道後温泉及びその他周辺エリア

会期
2017年9月2日(土)~2019年2月28日(木)18ヶ月間
※ホテルプロジェクト作品などは作品によって会期設定あり

主催
道後オンセナート実行委員会

プレオープン
2017年9月2日(土)
グランドオープン
2018年4月14日(土)
フィナーレ
2019年2月28日(木)

共催
道後温泉旅館協同組合、道後商店街振興組合、松山市

 ■関連リンク
道後オンセナート2018 公式サイト
http://www.dogoonsenart.com/

■【パブリック作品】アーティスト紹介

1)大巻 伸嗣(おおまきしんじ) / Shinji Ohmaki
現代美術家。1971年、岐阜県生まれ。『ECHO』シリーズ、『Liminal Air』、『MemorialRebirth』、『Flotage』など様々な手法で、「空間」「時間」「重力」「記憶」をキーワードに、“物質と空間・存在”をテーマとして制作活動を展開する。
見ることのできないものを可視化し、体感させることで、新たな身体的知覚空間を作り出すことを試みる。軽やかかつ大胆に空間を非日常的な世界に変容させ、鑑賞者の身体的な感覚を呼び覚ますダイナミックなインスタレーション作品を発表。近年の、民家を使っての『家』シリーズ(いちはらアート×ミックス、越後妻有アートトリエンナーレ2015、足立区民家2016)では、積み重なった時間と記憶を、光を使って闇の空間の中に出現させるインスタレーションを展開している。日本国内のみにとどまらず、世界中のギャラリー、美術館などで意欲的に作品を展開している。

2)三沢 厚彦(みさわあつひこ) / Atsuhiko Misawa
彫刻家。1961 年、京都府生まれ。1987 年、東京藝術大学美術学部彫刻科卒業。1989 年、東京藝術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻修了。2000 年、動物の姿を等身大で彫った木彫「Animals」を制作開始、同年の西村画廊(東京)の 個展で発表 (ʼ02, ʼ03, ʼ05, ʼ07,ʼ12, ʼ16)。2001 年、第20 回平櫛田中賞受賞。2002 年、「ANIMALS」(求龍堂)刊行。2005年、第15 回タカシマヤ美術賞受賞。2007-08 年、平塚市美術館など全国5 館で巡回展開催。同年、「ANIMALS+」(求龍堂)刊行。以後、そごう美術館(横浜)、愛知県美術館、栃木県立美術館、鹿児島県霧島アートの森、三重県立美術館、高松市美術館、岩手県立美術館など、全国各地の美術館で個展を多数開催。2013 年、ANIMALS No.3」(求龍堂)、「動物の絵」(青幻舎)刊行。現在、武蔵野美術大学造形学部彫刻学科特任教授。パブリック・コレクション多数。神奈川県在住。

3)浅田 政志(あさだまさし) / Masashi Asada
写真家。1979年、三重県生まれ。自らも被写体となった家族写真集『浅田家』(赤々舎刊)で 第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。2013-2014年には三重県文化審議会審議委員、2016年に内閣府主催伊勢志摩サミッ トフォトコンテストにて審査員をつとめ、日本各地の市井の人々を撮影するアートプロジェクトや写真の啓蒙活動に精力的に取り組んでいる。主な展示は、『TsuFamily Land 浅田政志写真展』(2010年:三重県立美術館/個展)、『八戸レビュウ』(2011 年:八戸市ポータルミュージアムはっち)、『記念日をつくる記念写真』(2011年:ミュゼふくおかカメラ館/個展)、『LOVE展』 (2013年:森美術館)、『拡張するファッション展』(2014年:水戸芸術館、丸亀市立猪熊弦一郎現代美術館)、『ほぼ家族。』(2016年:入江泰吉記念奈良市写真美術館/個展)、『香港国際写真祭』(2016年:香港/外国人招待作家として招致)。著書には『NEW LIFE』(赤々舎)、『家族新聞』(幻冬舎刊)、『八戸レビュウ』(美術出版社)、『南予写真 NANYO』(日本文芸社)、『卒業写真の宿題』(赤々舎)、『アルバムのチカラ』(赤々舎)、『みんなで南三陸』(南三陸町)などがある。

4)梅 佳代(うめ かよ) / Kayo Ume
写真家。1981年、石川県生まれ。2002年、日本写真映像専門学校卒業。在学中に〈男子〉2000年、〈女子中学生〉2001 年で、キヤノン写真新世紀連続受賞。2006年、初写真集『うめめ』を刊行。13万部を超えるベストセラーとなる同著で、翌年第 32回木村伊兵衛写真賞を受賞。以降主な著書に、『男子』(2007年)、『じいちゃんさま』(2008年)、『ウメップ』(2010 年)、『のと』(2012年)、共著に『うめ版 新明解国語辞典×梅佳代』(2007年)などがある。2013年には、美術館での初 大規模個展となった「梅佳代展 UMEKAYO」を東京オペラシティアートギャラリーにて開催。代表作をはじめ、初期作品から最新作 まで15年間に渡る作品から未発表を含む約570点が大胆に再構成され、幅広い層からの大きな注目を集めた。近年では、「ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界」(森美術館、2014年)に参加。2016年12月、デビュー作から10年目となった最新刊に、故郷能登に暮らす一匹の犬の17年間を追った記録『白い犬』(新潮社)を発表。2017年3月には、全寮制の那須高原海城中学校高等学校に通う男子生徒たちを記録した『ナスカイ』(亜紀書房)が刊行を控えている。日常の中に潜んでいる様々な光景を独自の観察眼で捉えた作品が高く評価され、国内外の媒体や展覧会で作品を発表している。

5)淺井 裕介(あさい ゆうすけ)/ Yusuke Asai
絵描き。1981年、東京都生まれ。個人のアトリエでの制作と並行して、2003年よりマスキングテープに耐水性マーカーで植物を描く「マスキングプラント」の制作を開始、また、滞在制作する各々の場所で採取された土と水を使用し、動物や植物を描く「泥絵」や、アスファルトの道路で使用される白線素材のシートから動植物の形を切り出し、バーナーで焼き付けて制作する「植物になった白線」など、条件の異なったいかなる場所においても作品を展開する。近年は立て続けに10mをゆうに超える泥絵の大作を発表して注目を集めた。淺井の描く動植物たちは多くの場合画面に隙間なく併置され、大きな動物の中に入れ子状に小さな動物が現れたりと、ミクロの中にマクロが存在するこの宇宙の生態系を表しているようでもある。近年の主な個展に彫刻の森美術館での「淺井裕介 ― 絵の種 土の旅」(2015-2016年)。また、ヴァンジ彫刻庭園美術館での「生きとし生けるもの」(2016年)、「瀬戸内国際芸術祭」(2013-2016年・犬島)、「越後妻有アートトリエンナーレ 2015」、ヒューストンのRice Galleryでの個展「yamatane」(2014年) など国内外のアートプロジェクトに多数参加している。2014年には第24回タカシマヤ美術賞、2012年には第61回神奈川文化賞未来賞、2009年には「VOCA展2009」(上野の森美術館) 大原美術館賞を受賞。

6)イチハラ ヒロコ(いちはら ひろこ)/ Hiroko Ichihara
美術家。1963年、京都府生まれ。1985年、京都芸術短期大学 (現京都造形芸術大学) ビジュアルデザイン専攻科修了。1988年よりことばや文字をモチーフに作品を制作。豊田市美術館、水戸芸術館、東京都現代美術館、京都国立近代美術館等で作品発表する一方、百貨店の工事仮囲いやスケートリンクに文字を描くなど、屋外展示も多数。また大阪の布忍神社に「恋みくじ」を設置したり、イギリスとオランダのショッピングセンターで「万引きするで。」と書かれた紙袋を2000枚配布するパフォーマンスを行うなど、その活動はユニーク。作品集に『この人ゴミを押しわけて、はやく来やがれ、王子さま。』(アリアドネ企画)『雨の夜にカサもささずにトレンチコートのえりを立ててバラの花を抱えて青春の影を歌いながら「悪かった。やっぱり俺…。」って言ってむかえに来てほしい。』(三修社) などがある。京都在住。

7)鈴木 康広(すずき やすひろ)/ Yasuhiro Suzuki
アーティスト。1979年、静岡県生まれ。2001年東京造形大学デザイン学科卒。日常の見慣れた事象を独自の「見立て」によって捉え直す作品を制作。公共空間でのコミッションワーク、大学の研究機関や企業とのコラボレーションにも積極的に取り組んでいる。代表作に、《まばたきの葉》(2003)、《空気の人》(2007)、《ファスナーの船》(2010)など。2014年水戸芸術館 鈴木康広展「近所の地球」、金沢21世紀美術館 鈴木康広「見立て」の実験室を開催。2016年「ロンドン・デザイン・ビエンナーレ 2016」に日本代表として出展。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科准教授、東京大学先端科学技術研究センター中邑研究室客員研究員。2014毎日デザイン賞受賞。作品集 『まばたきとはばたき』『近所の地球』(青幻舎)、絵本『ぼくのにゃんた』(ブロンズ新社) がある。

■【ホテルプロジェクト】アーティスト紹介

1)宇野 亞喜良(うの あきら)/ Aquirax Uno
イラストレーター / グラフィック・デザイナー。1934年、名古屋市生まれ。日本を代表する挿絵画家、グラフィック・デザイナー。名古屋市立工芸高校図案科卒業。カルピス食品工業、日本デザインセンター、スタジオ・イルフィルを経てフリー。寺山修司の舞台、宣伝ポスターなどを手がけグラフィック界の寵児となる。日宣美特選、日宣美会員賞、講談社出版文化賞さしえ賞、サンリオ美術賞、赤い鳥挿絵賞、日本絵本賞、全広連日本宣伝賞山名賞、読売演劇大賞選考委員特別賞等、受賞多数。1999年紫綬褒章、2010年旭日小綬章受章。主な作品集に「宇野亜喜良 60年代ポスター集」「奥の横道」「MONOAQUIRAX+」「宇野亞喜良クロニクル」「宇野亞喜良ファンタジー挿絵の世界」、絵本に「あの子」(今江祥智・文)「白猫亭」「上海異人娼館」(寺山修司・原作)「おおきなひとみ」(谷川俊太郎・詩)「X字架」「恋人たち」(穂村弘・文)など。刈谷市美術館、Bunkamuraギャラリー他、個展多数。その他にキュレーション、舞台美術も手がける。

2)大宮 エリー(おおみや えりー)/ Ellie Omiya
作家・演出家・画家。1975年、大阪府生まれ。東京大学薬学部卒業。会社員勤務を経て、日常を綴ったエッセイ集を書いて人気を博す。作家業の傍ら、ラジオのパーソナリティーや、テレビ番組の司会、舞台の作演出を手がけるなど、幅広く活動。美術活動としては、2012年より来場者が参加して作品が完成する体験型の個展「思いを伝えるということ展」(パルコミュージアム) を開催。1万5千人を動員。同年、上野で行なったライブペインティング「お祝いの調べ : 直島」をきっかけに、本格的に絵画制作をはじめ、2015年には代官山のヒルサイドテラスにて個展「emotional journey」を行った。2016年、十和田市現代美術館にて、個展「シンシアリー・ユアーズ」を開催。美術館を越えて市内の商店街にも作品を展開し、大きな話題を呼んだ。2017年4月22日から6月11日には、金津創作の森 (福井県あわら市) にて個展「もしもし、こちら森です」を開催する。作品は、キャンバスを超えて溢れ出し、空間いっぱいに「生」のエネルギーで満たす。クリエーターとして多彩な表情を持つからこその自由な想像力は、既成の枠に捉われることなく、アートの可能性をどこまでも広げている。花や木などの植物をはじめとする絵は、鮮やかに彩られ、単なる絵画の鑑賞を超えて能動的な経験となって見る者の心を動かす。

3)祖父江 慎(そぶえ しん)/ Shin Sobue
グラフィックデザイナー。1959年、愛知県生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科、在学中に工作舎で働きはじめ、大学にいけなくなり、そのまま中退。26歳のときに上司が全員独立したため工作舎の仮アート・ディレクターとなる。1987年、工作舎を退社し、秋元康の立ち上げた出版社、(株) フォーセールのアートディレクターを1年間勤める。フリーランスとなってから事務所名をコズフィッシュとし、1993年に法人化、代表となる。すべての印刷されたものに対する並はずれた「うっとり力」をもって、ブックデザインの最前線で活躍中。2011年の凸版印刷主催グラフィックトライアルでは、インキにカレースパイスを混ぜて印刷したり、劣化させるために酢醤油を入れての印刷で話題となる。デザインをした本は 2000冊を超え、吉田戦車著『伝染るんです。』(小学館)、恩田陸著『ユージニア』、漱石著『心』(岩波書店) など。ちなみに2005年の年末に過去の仕事をまとめた『祖父江慎+コズフィッシュ』をピエブックスから刊行する予定だったが、発行されたのは11年後の2016の春だった。現在は、「エヴァンゲリオン展」や「スヌーピーミュージアム東京」、「ミッフィー展」などの展覧会の空間デザインやグッズ制作にも力を入れている。

4)松井 智惠(まつい ちえ)/ Chie Matsui
美術家。1960年、大阪府生まれ。1984年、京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。1982年よりインスタレーション、映像、写真、素描などミクスト・メディアを用いて作品を発表。個人の記憶と空間との出会いによって独特な「物語」を紡いでいく。ヨハンナ・シュピリ原作の「ハイジ」をベースに現代に生きる自身を重ね合わせた映像作品「ハイジ」(2004年からシリーズ化 )、また2011年からは絵と言葉から生まれる絵画空間を「一枚さん」シリーズとしてSNSで発表し続けている。2012年よりそこから派生したシリーズとして、壮大な絵画叙事詩「オオカミ村ものがたり」を制作し現在に至る。主な展覧会に「有隣荘 松井智惠『プルシャ』」(2014、倉敷)、「横浜トリエンナーレ」(2014および2005、横浜 )、「トレース・エレメンツ」(2009、シドニー)、「projects 57, bul lee/chie matsui」(1997、The Museum of Modern Art, NY.)、「日本の現代美術 1985-1995」(1995、東京都現代美術館、東京) 「ザ・サイレント・パッション 日本の女性アーティストたち」 (1991、栃木県立美術館 )「ヴェネチア ビエンナーレ アペルト90」(1990、Venice) などがある。著書に『一度もデートをしなかった』(2005、中村敬治との共著 )。大阪在住。

■【イベント】アーティスト紹介

1)エンライトメント(えんらいとめんと)/ ENLIGHTENMENT
1997年、ヒロ杉山が中心となり結成。ヒロ杉山、タナカノブコ、松井正憲、峯山裕太郎、加藤崇亮からなるクリエイティブユニット。ファインアートの世界では国内外の展覧会で作品を発表する一方、フリーペーパーやアートブックの出版、展覧会のキュレーションなども行い、グラフィックデザイン、広告など幅広いジャンルで独創的な作品を発表しつづけている。さらにPV制作やVJなどの映像分野での評価も非常に高く、平面だけではなく立体作品から空間演出も手掛け、幅広い創作活動を展開している。VJとしては1994年より活動を開始。国内外問わずビッグ・アーティストと共演し、海外のパーティ、ビッグフェス、アート・ショウにも数多く参加している。近年では、m-flo『COSMICOLOR』のツアーVJや、大沢伸一『THE ONE』のツアーVJとして参加。安室奈美恵、BOA、MEGなどへライブ映像を提供している。現場のLIVE感や空気感を瞬時にダイレクトにフロアへ反映することを重視するプレイスタイルで数多くのフロアに視覚的グルーヴを生み出し続けている。近年では、ロンドンのエージェンシー[pocko]と契約し、その活動の領域を海外へと広げている。参加フェスティバルはソナー・フェスティバル、エレクトラグライド、サマーソニック、ライジング・サン・ロックフェスティバル、渚音楽祭など。

2)近藤 良平(こんどう りょうへい)/ Ryohei Kondo
振付家・ダンサー。1968年、東京都生まれ。ペルー、チリ、アルゼンチン育ち。コンドルズ主宰。コンドルズとは男性のみ学ラン姿でダンス、生演奏、人形劇、 映像、コントを展開するダンスカンパニー。30ヶ国以上で公演。ニューヨークタイムズ紙絶賛。第四回朝日舞台芸術賞寺山修司賞受賞。TBS系列『情熱大陸』出演。NHK教育『からだであそぼ』内「こんどうさんちのたいそう」、「かもしれないたいそう」、『あさだからだ!』内「こんどうさんとたいそう」、NHK総合『サラリーマンNEO』内「テレビサラリーマン体操」などで振付出演。NHK連続TV小説『てっぱん』オープニングの振付、櫻井 翔主演・三池 崇史監督「ヤッターマン」の振付も担当。週刊『AERA』の表紙にもなる。他にも野田秀樹作演出NODA・MAP『パイパー』に振付出演。野田秀樹演出、NODA・MAPの四人芝居『THE BEE』で鮮烈役者デビュー。前田哲監督映画『ブタがいた教室』などに役者として出演。女子美術大学、立教大学などで非常勤講師としてダンスの指導もしている。東京スポーツ国体2013開会式式典演技総演出担当。平成28年度文化庁芸術選奨文部科学大臣賞受賞。コンドルズは2016年9月に20周年記念となるNHKホール公演を敢行、前売り券即日完売、追加公演を行う。近年はNHKエデュケーショナルと組んで行う「遊育計画」にも力を入れている。愛犬家。

3)田中 泯(たなか みん)/ Min Tanaka
ダンサー。暗黒舞踏の創始者である土方巽に私淑した、前衛的、実験的舞踊家。1974年、独自の表現活動を始め、精神―物理の統合体として存在する身体に重点をおいた「ハイパーダンス」を展開。78年のパリでのソロデビュー以後、世界中の知識人や芸術家との数々のコラボレーションへと繋がり、そのアプローチは形式的な舞台芸術、ダンス、音楽のシーンの枠に収まらない。2002年、山田洋次監督の映画「たそがれ清兵衛」で初の映像出演により、その後も国内のみならず数々の映画、TVドラマへ出演し、2013年にはハリウッドデビューを果たす。田中の、「踊りの起源」への絶え間ない調査と堅固なこだわりは、日常に存在するあらゆる場に固有の踊りを即興で踊るというアプローチによって、「場踊り」という形で、より実践への根を深めている。「場踊り」は日本および世界各地で現在進行形で繰り広げられている。国内外問わず大舞台から野外までの幅広いダンス歴は現在までに3000回を超える。著書『僕はずっと裸だった』( 工作舎 )、『意身伝心』( 松岡正剛との共著、春秋社 )、写真集『光合成 – MIN by KEIICHI TAHARA』(スーパーラボ)。
http://www.min-tanaka.com/

4)明和電機(めいわでんき)/ MAYWADENKI
土佐信道プロデュースによる芸術ユニット。青い作業服を着用し、作品を「製品」、ライブを「製品デモンストレーション」と呼ぶなど、日本の高度経済成長を支えた中小企業のスタイルで様々なナンセンスマシーンを開発し、ライブや展覧会、教育ワークショップや講演会などを国内のみならず広く海外でも発表。 2010年、「ボイスメカニクスシリーズ」をスタート。そのコンセプトをプロダクト化した音符の形の電子楽器「オタマトーン」は国内外で25万個を販売する大ヒットプロダクトとなり、同年オモチャ大賞を受賞する。2013年には文化庁文化交流の指名を受け、フランスにて振り付け家ブランカ・リーによる明和電機の楽器やコスチュームを用いたダンスパフォーマンス「ROBOT!」の制作に参加。現在も世界各国でロングラン公演中。2016年1月には中国上海の美術館 McaMで、初の大規模展覧会を成功させ、同年6月には20年ぶりとなる大阪での展覧会を開催した。近年は「重版出来!」などのドラマに初出演をし話題に。2018年は結成25周年のアニバーサリーイヤーとなる。

■【特別参加作品】アーティスト紹介

1)蜷川 実花(にながわ みか)/ Mika Ninagawa
写真家、映画監督。東京都生まれ。木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。映画『さくらん』(2007)、『ヘルタースケルター』(2012) 監督。映像作品も多く手がける。2008年、「蜷川実花展」が全国の美術館を巡回。2010年、Rizzoli N.Y.から写真集を出版、世界各国で話題に。2016年、台湾の現代美術館(MOCA Taipei) にて大規模な個展を開催し、同館の動員記録を大きく更新した。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事就任。2015年に開催された「蜷川実花×道後温泉 道後アート2015」では道後温泉本館でのインスタレーションや路面電車のラッピング作品などを年間通して展開し、その取組は、前年より大幅な宿泊者数の増加に貢献、また大手旅行サイトのおんなひとり旅に人気の温泉地ランキングでの1位獲得、環境省と観光庁が後援する「温泉総選挙」で「女子旅部門1位」を獲得するなど、大変好評を博した。
http://www.ninamika.com/