道後温泉2050ビジョン
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出典:国立社会保障・人口問題研究所 「日本の地域別将来推計人口」(2018年推計)出典:令和4年 松山市観光客推定表71%減少率は全都道府県中12番目 83%82%松山市・東温市・松前町・砥部町の合計66%67%65%70%全国の17%よりはるかに早い ペースで人口減少が進む。84%121%出典:国連広報センター道後温泉2050ビジョンDOGO 2050 VISION | 禁無断複製 | 2023 道後誇れるまちづくり推進協議会© 10愛媛県の人口1,334,841 人松山市の人口511,192人松山圏域の人口595,205人香川県の人口95.0万人徳島県の人口72万人高知県の人口69.2万人四国4県の人口370万人日本の人口1億2444万人世界の人口78.2億人出典:国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(2023年推計)から抜粋して整理 2050年 推計2020-2050増減率備 考[図2-4]松山市 外国人観光客推定数の推移(2003(平15)-2023(令4)) 2020年[表2-2]2050年の地域別将来推計人口2-3. 集客及び観光・宿泊産業の状況(つづき)[図2-3]2015→2045年の都道府県別人口減少割合③インバウンドの動向松山市へのインバウンド観光者数は日本全体の傾向と同じく平成20年代後半に急激に伸び、コロナ禍直前の2019年(令和元年)には2012年(平成24年)の3.2万人から+600%増となる22.8万人にまで増えている[図2-4]。一方で、集客全体に占めるインバウンドの比率は4%弱に過ぎず、全国平均と比べて高いとは言えない水準にある。④宿泊施設数及び宿泊キャパシティ道後温泉旅館協同組合に所属する旅館・ホテルの総数は2023年1月時点で32館、収容キャパシティは総室数1,450室・総定員5,084人/日となっている[前頁 表2-1]。収容人数に関しては、ピーク時(2013年)の6,629人/日から2割以上減少しているが、これには2018-2020に行われた域内5館の建替え工事による規模縮小・高付加価値化の影響が大きい。休館日等を考慮しない地域全体の単純稼働率(年間延宿泊者数÷(収容人数×365日))は約40%となっている(2020年度の統計値に基づく試算)。⑤人口動向944,634人422,197人484,917人72.4万人48.1万45.1万人260万人1億468万人97億人最後に、本ビジョン全体に関わる2050年の人口予測についても簡単にまとめておく。国立社会保障・人口問題研究所の最新発表によると、愛媛県・松山市その他関連地域別にみた2050年の推計人口は[表2-2]のようになっている。特に注目すべきは松山市及び同県域において全国的な人口減少と同水準(マイナス約20%)の人口減、愛媛県全体でみるとそれよりさらに急激なマイナス約30%(全国12番目)の人口減が予測されていること、また、その間世界人口は逆に20%を超える増加が見込まれていることなどである。これからの持続可能な観光まちづくりを検討・推進するにあたっては、これらの将来予測から目を逸らすことなく、一層厳しくなる環境の中での担い手・働き手の確保、生産率の向上、激化する観光地間競争への対応、そしてインバウンド観光対応の強化などを進めていくことが必須である。2.松山道後を取り巻く環境変化と観光の現状

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