道後の観光まちづくり6つのテーマ軸➒観光まちづくり人材の確保と育成❿持続可能な温泉地づくりのための財源確保と強化◆目指すべき将来像(→第三章)りたい姿>に向けた取組の全体的な枠組みと方向性を踏まえて観光まちづくりの依って立つべき地域資源について「温泉」「歴史文化」「アート・工芸」「ウェルネス」「自然・環境共生」「デジタル温泉都市」6つのテーマを横軸、具体的取組みの5つの領域(→3.1)を5つのアクション軸(縦軸)としたマトリクスをもとに、これから取り組むべき10の具体的施策に取りまとめた[図4-1]。「②道後温泉歴史ミュージアムの整備」から「⑧SDGs・ゼロカーボン温泉地プロジェクトの推進」までの8つの施策は、6つのテーマのいずれかに焦点を当てつつ、他のテーマをも副次的な要素として積極的に取り込んで進めるべき個別性の高いプロジェクトであるのに対し、「⑨観光まちづくり人材の確保と育成」「⑩持続可能な温泉地づくりのための財源確保と強化」は第三章でまとめた「目指すべき将来像」と併せてこれら個別のプロジェクトの確実な推進を支える地域経営の基盤強化に関わるものである。また「①デジタル温泉都市構想」に関しては、経営戦略・財政・人材・ハード整備・ソフト整備の5つのアクション領域を横断し、他の7つのプロジェクト全てにおける顧客体験価値と生産性の向上のツールとして様々な局面で取り込んでいくべきものとなる。るために乗り越えるべき課題が異なるが、施策推進においてはそれぞれを有機的に結びつけ、施策全体が本ビジョンの目指す2050年の道後のあり方に資する一貫性・整合性とシナジーを生むこと(=個々の施策をバラバラなものと見なさず、積極的に関連付けていくこと)を念頭に置いて進めるべきことは言うまでもない。また、これらはあくまでアフターコロナの道後温泉のこれから30年の挑戦の「最初の一歩」として提案するものであり、今後の協議や社会環境の変化等を踏まえて適宜洗練・調整していくべきものである。本章では、第3章で検討・整理した<2050年の道後温泉があるべき姿・ななお、これらの施策は実行にかかるコストや期間・手間やそれぞれを実現す次節以降では、10の施策の各々について、その具体的内容を取りまとめた。5つのアクション領域軸道後温泉2050VISION4-1. 重点施策の全体像:6つのテーマ×5つのアクション領域のマトリクスによる整理[図4-1]道後温泉2050ビジョン 6つのテーマ軸×5つのアクション軸による具体的施策体系の整理道後温泉2050ビジョンDOGO 2050 VISION | 禁無断複製 | 2023 道後誇れるまちづくり推進協議会© ❶デジタル温泉都市構想❸第4の外湯 「道後斎さいかいもくよく戒沐浴 の湯」の建設❹温泉浴と森林浴の マリアージュ❺道後温泉歴史文化 コリドール(回廊)の整備温 泉歴史文化アート・工芸ウェルネスデジタル化・ DX自然・ 環境共生❶デジタル温泉都市構想❽SDGs・ゼロカーボン 温泉地プロジェクトの推進❽SDGs・ゼロカーボン 温泉地プロジェクトの推進❼災害に強い温泉地づくり❷道後温泉 歴史ミュージアムの整備❻道後里山づくりと 「マインドフルネス の地」構想 ハード戦略財政人材ソフト184.道後温泉2050ビジョンの政策体系と施策内容
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