道後温泉2050ビジョン
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道後温泉2050ビジョンDOGO 2050 VISION | 禁無断複製 | 2023 道後誇れるまちづくり推進協議会© 28■ プロジェクトの概要4-6. 重点プロジェクト(5)道後温泉歴史文化コリドール(回廊)の整備[図4-4]「道後 刻(とき)めぐり」パンフレット(現在すでに実施されているもの)[図4-5]「道後温泉 開運めぐり」資料(現在既に実施されているもの)① 現状・必要 性等 ② 主な内容 ③ ハード整備 ④ ソフト整備 ⑤ 提供価値 現在の道後の主な観光ゾーンは道後温泉駅と本館の間に挟まれた半径200m弱のエリアに集中し、また施設観光客の散策経路は駅と本館をつなぐ商店街に偏っているため面的な広がりを欠き、中心地区から少し離れた寺社その他の施設や起伏に富む周辺地形との動線的なつながりも弱く観光・地域資源として活用できているとは言えない。既存の取組として一定の成果を上げている「道後 刻(とき)めぐり」「道後温泉開運めぐり」[図4-4, 4-5]などの成果検証を踏まえ、関連するハード整備やDX導入も視野に入れて深化・多様化していく必要がある。 多様なテーマに沿って歩きながら道後の歴史・文化を楽しむことのできる地域内回遊ルート=「歴史文化コリドール(回廊)」を設定し、散策したくなる歩行環境・沿道施設整備、自動運転車やフリンジパーキング導入といったハード整備や、デジタルマップと連動した多言語自動音声ガイドやAR/MRを利用したインタラクティブなまち歩き支援ツールなどのソフト整備を組み合わせ、面的広がりと多様性のある道後観光・滞在体験に繋がる新たなコンテンツを創る。 (1)主要ルートとなるコリドール(回廊)の歩行環境・景観整備 (2)自動運転システム導入による域内移動支援 (3)フリンジパーキングによる地域中心部への自動車流入抑制 (1) 道後の魅力を様々な切り口で体験できる多様なコリドール(回廊)の設定(キュレーション、ストーリーテリング)(2)GPSと連動したストーリー性のある多言語音声ガイド (3)AR/MR/AI活用によるインタラクティブな街歩き支援ツール (4)テーマと連動した記念品や土産物等の販売アイテム開発 (5) 上記と連携した多言語対応オンライン決済システムの導入 既存の観光・空間資源を活用しつつアクティビティの面的広がりを生む仕掛けをつくることで観光体験の広がりや多様性、道後滞在の楽しみ方の幅を広げ、消費単価の底上げや滞在期間の増加(連泊の増加)等をもたらすことが期待できる。4.道後温泉2050ビジョンの政策体系と施策内容

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