★道後温泉2050ビジョンDOGO 2050 VISION | 禁無断複製 | 2023 道後誇れるまちづくり推進協議会© 31[図4-10]歩行者環境整備と移動手段の高度化■ 回廊及び域内の歩行者環境整備と移動手段の高度化4-6. 重点プロジェクト(5)道後温泉歴史文化コリドール(回廊)の整備(つづき)回廊整備に関連して取り組むべき主なハード・ソフト施策について、以下にその概要をまとめた。① 域内自動運転の導入 環境対策や高齢者などの移動手段確保、利便性向上のため、エコでコンパクトな自動運転小型モビリティを導入。冠山駐車場(A)を起点に道後温泉駅(B)、鷺谷市営駐車場周辺(C)及び宝厳寺周辺(D)を結ぶ自動運転ルートを整備し、域内動線ノード(結節点:[図4-10]の●印)に乗降ポイントを設けて高齢者やハンディキャップのあるお客様への配慮や域内モビリティの向上・快適化を実現する。② フリンジパーキングの導入 道後中心部への自動車流入を抑制するため、道後周辺部(フリンジ)に駐車場を整備してマイカーを受け止め、そこから循環BRTなどの公共交通に乗り換えて目的地まで行ける仕組みをつくる。 ③ ルートに沿った自動音声ガイドやデジタルツールの開発 先進的な博物館・美術館等で提供されているような多言語対応オーディオガイドや、AR/MR・AIを活用したインタラクティブなまち歩きツールを地域で実装し、コリドールのテーマ/プログラムに沿ったコンテンツ(ストーリー)を提供することで、より能動的な観光や地域と来訪者との交流、体験の広がりと深みを生み出していく。 さらに、リアルタイムでの人流データやネット決済システムと連動することで、よりいっそう便利でストレスのない観光を楽しんでもらえる環境を生むDXを推進する。④ 風俗街の看板問題対策 道後館・道後飛鳥乃湯泉西側に風俗店が建ち並ぶ通り(県道187号 六軒屋石手線、[図4-10]の★印のエリア)の看板問題は、まち協立上げ初期から長年取り組んできた景観まちづくりで最後に残る最大の懸案事項である。松山観光港方面からのナビではここを案内され、来訪者が道後に着いて最初に目にする光景となってしまっている。本来なら迂回ルート整備が望ましいが予算上困難とのことであるため、今後も粘り強い交渉が求められる。4.道後温泉2050ビジョンの政策体系と施策内容
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