道後温泉2050ビジョンDOGO 2050 VISION | 禁無断複製 | 2023 道後誇れるまちづくり推進協議会© 32[写真4-10]現在の道後〜石手裏山の道の状況(上段)と里山風景の再生イメージ(下段)■ 道後の里山再生プロジェクト4-7. 重点プロジェクト(6)道後里山づくりと「マインドフルネスの地」構想① 現状・必要 性等 ② 主な内容 ③ ハード整備 ④ ソフト整備 ⑤ 顧客価値 里山の雑木林は、無限といってよいほどの生産的な価値や恵みを人間社会に与え続けてきた。しかし、道後温泉の北東部にある現在の里山は、山林や竹林、農地、水路などの自然環境の荒廃・里山特有の生物の生息域の消滅と生物種の減少や景観の悪化・国土保全機能の低下による災害発生、水源をよりよい状態に保つ機能の低下、また、イノシシ等の獣害などの問題が生じている。 農地、園地、竹林や山林の地権者所有者の同意、協力を得ながら地域住民のみならず広く県外者にも呼び掛けて、道後の里山・里道の再生を手掛けていく。 ・桜・椛・楓など山にやさしい落葉樹の植樹 ・ 温泉地と親和性のある風情を醸し出す里道・竹林等の景観整備や植生保全管理 等 ・竹炭生産体験、インバウンド向けのお花見や紅葉狩り体験などのアクティビティ ・柑橘類のオーナー制度の導入 ・各旅館で出る残食をたい肥とした土づくり等による農地機能回復 ・森林浴(4-5節)や歴史文化コリドール(4-6節)と連動した里道ウォキーングプログラムの開発 等 再生された里山は、自然環境学習の場、資源生産、水源涵養・水質浄化、土砂流出・崩壊防止、野生生物の生息・生育環境、大気浄化、緩衝緑地・避難空間、感性・想像力涵養・文化の継承の場、スポーツ・レクリエーション、リフレッシュ、交流の場としてさまざまな機能・効果を有し、人と森との営みの絡まり合う世界を体感できる場となることが期待される。4.道後温泉2050ビジョンの政策体系と施策内容
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