6道後温泉2050ビジョンDOGO 2050 VISION | 禁無断複製 | 2023 道後誇れるまちづくり推進協議会© あすかのゆ2-1. 温泉観光地としての道後の特色と魅力[写真2-1](上)道後温泉本館(保存修理工事前)/(中左)道後飛鳥乃湯泉/(中右)椿の湯(下左)道後ハイカラ商店街入口(下右)道後温泉駅現在の道後温泉の観光地としての主な特色・魅力は以下の5点にまとめられる。①多様なニーズに応えられる旅館ホテル群規模(6~124室)、スタイル、サービス、価格帯などあらゆる面でバリエーションに富む約30軒の旅館・ホテルが道後温泉本館を中心として徒歩圏内にまとまって立地し、地域として今日の多様な宿泊・観光ニーズに応えられるキャパシティがある。②道後温泉本館を中心とした外湯文化「入浴できる重要文化財」である道後温泉本館のほか、椿の湯、道後飛3つの特徴ある外湯を擁し、宿泊施設での入湯だけでなく浴衣でのまち歩きをしながら「日本最古の湯」の湯巡りや道後の歴史・文化を気軽に楽しむことができる。③旅館と商店街との連携 約60軒の土産物屋・飲食店等が軒を連ねるアーケード商店街(道後ハイカラ通り商店街)は実質空き店舗ゼロで、旅館ホテル街や外湯施設と近接しているためお客様が気軽に出歩きやすいことがまち全体の活気に繋がりWin-Winの関係を生んでいる。2022年には飛鳥乃湯泉の前面道路を歩行者天国としてイベントを開催するなど、公共空間を活用したイベントも多く、文字通り地域が一体となって賑わいを創出している。④歴史的な深みと景観整備の進展古くは聖徳太子来湯の故事まで遡る温泉の歴史や築130年を迎える道後温泉本館の建築(2024年7月保存修理工事完了・全館営業再開)、近代では夏目漱石の「坊っちゃん」にも描かれるなど歴史的な奥行きがあり、その雰囲気を伝える景観・施設整備が着実に進められてきた。⑤アクセス良好な都市型温泉郷松山空港・松山観光港からバスで約30分、市内中心部からは市電等で約10~15分と温泉地としては突出したアクセスの良さを誇り、ビジネス需要にも対応できる。また、上記の通り外湯を始めとする主要観光施設・宿泊施設・商店街が徒歩圏内にコンパクトにまとまっており、市中心部への外出も含め気軽・快適に観光・滞在を楽しむことができる。鳥乃湯泉 (2017年オープン)の2.松山道後を取り巻く環境変化と観光の現状
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