道後温泉の宿泊施設における新型コロナウイルス対応ガイドライン

道後温泉旅館協同組合からお客様へのお願い

新型コロナウイルス感染拡大を予防し、 お客様自身に安心して道後温泉をご利用頂くために、 道後温泉旅館協同組合ではガイドラインを設定し、お客様にもご協力をお願いしております。
お客様にはご不便をお掛け致しますが、 何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

松山市からのお知らせ

道後温泉本館、別館飛鳥乃湯泉及び椿の湯へのご入浴について

  1. サーモグラフィによる、来館者への検温を実施しております。ご協力をお願いいたします。(37.5°C以上は入館自粛のご協力をお願いします)
  2. 万が一の場合に備えての感染経路調査のために、及び椿の湯へのご連絡先等の聞き取りをさせて頂きます。ご理解の上、ご協力をお願い致します。
  3. 入浴時以外のマスクの着用をお願いします。

1.本ガイドラインについて

2020年5月4日、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析·提言」を受け、その提言の中にある「各業種のガイドライン等の作成に当たって求められる基本的な考え方や留意点の例」等に考慮しながら、新型コロナウイルス感染症の流行が終息するまでの当面の対策を、宿泊業界の代表的な全国組織である全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会、日本旅館協会、全日本シティーホテル連盟の策定した、
「宿泊施設における新型コロナウイルス対応ガイドライン(第1版改訂版)」(2020年5月14日)を基本原則に、道後温泉旅館協同組合ではオリジナルの道後ルールを策定。
感染拡大の予防と社会経済活動の両立を図った上で必要と考えられる対策を例示し、各宿泊施設においては、施設の規模や業態等を勘案し、各施設の実情に合わせた独自の対策を織り込んで講じることとした。

なお、本ガイドライン策定にあたっては、愛媛大学医学部と連携し、道後温泉旅館協同組合独自の対策項目を設定。道後温泉旅館協同組合における新型コロナウイルス感染予防対応ガイドラインの策定の監修を頂き、最新の新型コロナウイルスの予防に係る専門家の知見、宿泊客の要望、事業者側の受入環境等を踏まえて、必要な見直しを行っていくこととする。

2.具体的対策の検討の考え方

同専門家会議提言にしたがった対策を、以下の点に留意して検討した。

  • 新型コロナウイルス感染症の主な感染経路である接触感染と飛沫感染のそれぞれについて、従業員や宿泊客等の動線や接触等を考慮したリスク対策を実施。
  • 接触感染リスク対策としては、他者と共有する物品やドアノブなど手が触れる場所と頻度を特定。高頻度接触部位(パブリックエリアの家具類、フロントデスク、テーブル、椅子の背もたれ、ドアノブ、電気のスイッチ、電話、テレビや空調機等のリモコン、タッチパネル、レジ、蛇口、手すり、エレベーターのボタン、自動販売機など)には、特に注意。
  • 飛沫感染リスク対策としては、換気の状況を考慮しつつ、人と人との距離がどの程度保てるか施設内で大声などを出す場がどこにあるか、などを検討・実施。

3.具体的な感染防止対策

  1. 各施設1名以上のコロナウイルス感染症予防責任者を選任する。組合に登録。
    • 社員(パート、役員含む全従業員)、職場に出入りする取引先従業員(仕入れ業者、リネン事業者、清掃メンテナンス事業者etc)の健康状態(体温チェック、咳、etc) 、入退出の点検及びチェックリストの作成
    • 施設内の感染予防対応(チェックインからチェックアウトまで、お客様の動線に合わせた感染予防の対応並びに従業員動線に関わる感染予防対応と監視)
    • 衛生備品(手指消毒器、その他感染予防設備)の点検及びチェックリストの作成
    • レストラン、お食事処等(椅子、テーブルの配置や換気状態etc) の受け入れ態勢の点検及びチェックリストの作成
  2. 過密にならないように収容力に合わせて宿泊人数制限の実施。
  3. 施設入場の際に、全てのお客様に体温チェックを実施する。
  4. 感染リスクの高いパブリックトイレ並びにロビー、エレベータは、営業時間内は2時間に1回以上拭き取り消毒を実施。
  5. マスクをしていないお客様や持参していないお客様には、フロントにてマスクを無償提供しマスクの着用の依頼。
  6. エレベータの利用は、密を避けるために個人またはこ家族、お連れ様の単独利用でお願いする。
  7. 大浴場の利用は、過密にならないようコントロールする(入浴時間の予約など)。
  8. レストラン、お食事処での料理の提供は、基本セットメニューとし、ビュッフェの場合でも小鉢提供や従業員による取り分けで行う。料理取り分け用の箸やトングを利用する場合は使い捨ての手袋などを利用して充分注意する。
  9. お客様の持ち物(車、車のキー、カバンなど)を扱う場合は、お客様の了解の下、手袋や台車利用などできる限り対策を講ずる。
  10. 従業員とお客様との密な接触を避けるため、分かりやすい館内案内や道後周辺観光案内などを作成し、チェックインの際にお渡しする。
  11. 新型コロナウイルス感染拡大予防に対するお客様への協力依頼と各施設ことのお願い文の作成(道後温泉旅館協同組合と各施設からのお願い)。

宿泊業界が策定しているガイドラインは遂次更新されるため、
必要に応じて改訂していく。

※観光地の安全安心は、その地区はもとよリ施設や観光関連従事者から感染者を出さない事が原則である。
従業員や関係者から感染者を出さないよう道後地区の旅館・ホテルでは、細心の注意を払って取り組む。